株式会社エフエム東京 第274回番組審議会

議  事  録


1.開催日時 平成12年2月8日(火)

2.開催場所 エフエム東京 本社10階大会議室

3.委員の出席 委員総数8名(社外8名 社内0名)

◇出席委員(4名)
子 安 美知子 副委員長 青 池 愼 一 委員
内 木 文 英 委員 横 森 美奈子 委員

◇欠席委員(4名)
利 光 松 男 委員長 伊豫田 康 弘 委員
香 山 リ カ 委員 渡 辺 貞 夫 委員

◇社側出席者(8名)
後 藤 社 長 佐 藤 常務取締役
磯 野 常勤監査役 佐 藤 取締役事業開発局長
沼 尻 取締役営業局長 大多田 編成局長
青 山 制作局長 林 屋 編成局局次長
【事務担当 林屋番組審議会事務局長】

4.議題
(1)最近の活動について 
(2)試聴番組について

5.議事概要
 社側より最近の活動について説明した後、番組試聴に移る。今回は「やまだひさしのラジアンリミテッド」(1月11日(火)22:00〜23:25)を試聴。委員からさまざまな意見が出された。

6.議事内容(◇委員側発言)

<議題1.最近の活動について>

社側説明ー
最近の活動について報告。

1.TOKYO FM、JFN36局を結んでミレニアム特別番組を放送
 TOKYO FMでは2000年へのカウントダウン企画として、12月26日から30日まで、松任谷由実、SPEED、広末涼子など、弊社のコアターゲットである20代を中心とした若者層から人気を集めているアーティストが次々に番組をナビゲートするスペシャル・プログラムを放送した。
 さらに1000年代最後の日となる大晦日には、13時間にわたり特別番組を実施。今回のミレニアム・スペシャル・プログラムの最後を飾る「THE MILLENNIUM 1999〜2000」(23:00〜25:00 JFN36局フルネット)では、「残された時間で何ができるか」をテーマに、全国のリスナーを巻き込んだ日本列島縦断ミレニアム・リレーを実施。松任谷由実、CHAGE&ASKAなどの人気アーティストのカウントダウン・ライブの模様を交えながら、JFN36局のリスナーと共に、新たな1000年紀のスタートを祝った。

2.TOKYO FM開局30周年に伴う新コミュニケーション・ビジュアル展開を
  この1月より実施
 2000年4月26日に開局30周年を迎えるTOKYO FMでは、開局30周年キャンペーンの一環として、1月より新しいコミュニケーション・ビジュアルを起用した。新しいコミュニケーション・ビジュアルは「ともだちだね。」というキャッチ・コピーと、10代〜20代を中心とする若い世代からの支持を幅広く得ているアーティスト、MAYA MAXX(マヤ・マックス)氏のオリジナルイラストで構成され、新ミレニアムで世紀末という時代環境の中で「ハードの時代からソフトの時代へ」「モノの時代からココロの時代へ」をコンセプトに、TOKYO FMとして“ココロ”のコミュニケーションの在り方を表現、提案するもの。
 メインキャラクターの名前は「eighty john(エイティ・ジョン)」。TOKYO FMの周波数である80.0MHzに因んで名付けました。TOKYO FMでは今後このコミュニケーション・ビジュアルの露出を含めた、各種キャンペーン展開を図っていく。

3.12月の聴取率調査 コアターゲット(20代男女)で引き続き好調
 12月に実施された首都圏ラジオ合同聴取率調査(1999年12月20日〜12月26日 ビデオリサーチ調査)で、TOKYO FMはターゲットの核となる「20代男女」について引き続き好調で、首都圏ラジオ局中ナンバーワンを34期(5年8ヶ月)連続して獲得した。またマーケットリーダーの「20〜34歳男女」「15〜24歳男女」「15〜34歳男女」など、主要なターゲット層でも引き続き首都圏ラジオ局中ナンバーワンとなった。


4.リスナーからの反響(11月〜1月)

(1)リスナーからのアクセス状況

【11月】アクセス総数 16,426,476件
・電話・FAX 64,019件
・郵便 63,489件
・インターネット 16,298,968件 (ページビュー)

【12月】アクセス総数 16,249,202件
・電話・FAX 87,288件
・郵便 48,957件
・インターネット 16,112,957件 (ページビュー)

【1月】アクセス総数 15,825,387件
・電話・FAX 73,193件
・郵便 71,532件
・インターネット 15,680,662件 (ページビュー)

(2)主な意見・抜粋

・「『FMソフィア』をほとんど毎日聴いています。岩瀬恵子さんのことはTVのアナウンサー時代から知っていましたが、『FMソフィア』でもTVの裏話がチラッチラっと出てくるので楽しいです。これからも頑張って。」(20代女性)

「『FMフェスティバル'99』を最初から最後まで楽しく聴かせていただきました。ポップスの30年の歴史がよくわかり勉強になりました。最後に行った小室哲哉のライブはとても良かった。またいつか、このようなイベントと番組をやってほしいですね。」(10代男性)

社側説明ー
 ここで、11/3に放送された「FMフェスティバル'99」の様子をビデオで収録したものを数分ご覧いただきたい。

(ビデオ上映 約2分)


 また、先程ご説明した新コミュニケーション・ビジュアル「eighty john(エイティ・ジョン)」を動画にしたものを参考までにご覧いただきたい。この動画は、JRの車両内や当社が展開しているマック・ビジョンなどの街頭ビジョンでも露出する予定である。

(ビデオ上映 約1分)

 
 もう一点、すでに新聞等でご存知と思うが、1970年代にブームとなった「スマイル・マーク」を巡り「番組内で放送した内容が名誉を傷つける」としてTOKYO FMに対し1000万円の損害賠償を求めていた訴訟の件で、一審で当社が敗訴した後の控訴審で、1月19日、東京高裁は、TOKYO FM側に50万円の支払いを命じた一審判決を取り消し、代理店側の請求を棄却する判決を言い渡した。これは、私どもの放送の中で「スマイル・マーク」を作ったという方のことに関して「国際的な詐欺ビジネスの様相がある」という表現をしたことに対し、「考案した」と主張するフランス人と「使用権を持つ」と言う契約代理店から訴えられていたものだが、裁判所が「このフランス人は作者でも著作権者でもない。“国際的な詐欺ビジネス”という表現はポイントを欠いていたが、放送の主要な部分は真実である」と結論づけ、TOKYO FMが逆転勝訴となったものである。この結果を受けて制作・報道現場では、今後とも取材を徹底的に行うとともに、表現に関しては一層チェックすることを確認し合った。

◇表現の内容に気をつけなければならないのはもちろんで、それによって傷つけられることが教育の世界ではたくさんある。ただし、表現したいものが立ってくるような言葉を使ってほしいと思う。

◇“内容が真実かどうか”ということと“真実でも表現が適切かどうか”という2つの問題が出てくるだろう。

◇新コミュニケーション・ビジュアル動画のCMはこれから流すのか?

社側説明ー
 街頭ビジョンなどで流していく。

◇いわゆる2000年問題は大丈夫だったのか?

社側説明−
 ほとんどの社員が出社し問題に備えた。コンピュータ的には1月1日午前零時になる瞬間が問題になる時間だが、放送局では翌日の午前5時が前日の放送が終了する時間に設定されており、1/1の午前5時に新年を迎える。心配される時間が午前零時と午前5時の2回あったが、いずれも無事で何も起きなかった。



<議題2.試聴番組について>

社側説明ー
 試聴番組2000年1月11日(火)22:00〜23:25放送の「やまだひさしのラジアンリミテッド」についてご説明する。
 「やまだひさしのラジアンリミテッド」は、昨年4月にスタートしたTOKYO FM平日夜帯のワイド・プログラム。番組のコンセプトは、世の中にはびこる既成概念を「クラッシュ」し新しい価値観を「ビルド」する「世直しラジオ」。パーソナリティのやまだひさしは、舞台俳優、インターネット・コンサルタント、ラジオ・パーソナリティと多彩な経歴を持つが、全くの無名で、年齢不祥、顔写真も公表しない謎の新人として、いきなりJFNの看板番組のパーソナリティとして登場した。それにもかかわらず、自分の気持ちをわかってくれる兄貴のように、また友達のように親しみを持てる彼のキャラクターが、現在全国のリスナーから高い支持を受けている。
 番組では様々なテーマをリスナーに投げかけ、電話、FAXにより失恋、大失敗談などのエピソードを募集し、番組内で紹介するほか、やまだひさしが直接リスナーと会話を交わすコーナーが人気を集めている。
 また、番組連動のホームページも人気があり、生放送と連動したインターネット展開を行っている。リスナーは生放送中に番組に直接メールを送ることができるだけでなく、リスナー同志がチャット形式で会話を楽しめる掲示板、番組連動WEBマンガ「やばいぞ☆ヤマちゃん」、そしてペット育成アニメ「やまペ」などがリスナーからの人気を集め、ホームページの月間アクセス数は、昨年10月の約430万ページビューを最高に、大きな反響を獲得している。ここで、その番組ホームページをご覧いただきたい。

(ホームページを写しながらのデモ 約5分)


 今回お聴きいただく番組は、2000年1月11日(火)に放送されたもののダイジェスト。番組は毎回1つのテーマを決め、そのテーマをもとにリスナーとの2ウェイコミュニケーションを取っているが、この日は、ある1通のメールから企画を作成した。そのメールとは、「2000年問題が実際ほとんど起こらなかったのは、裏で対策を練り研究・努力し続けた人がいたからだ」という広島大学の研究室の大学院生からのもの。ここから「影で良いことをしている人・裏で努力している人にスポットを当てて、彼らを番組で誉めてあげよう」という企画となった。それでは、番組を聴いていただきたい。

(試聴 約20分)


◇率直に言って大変面白かったし、今の若者が求めているものがしみじみとわかった。我々が見過ごしがちな「裏方」という今回のテーマも良かった。今の若者は「裏方」をあまり知らないのではないか。率直に楽しいということは良いことなのではないかと思う。様々なメディアを複合して放送を展開していたが、その技の素晴らしさに関心した。まさに裏方のスタッフの方が、1つの企画に向かって様々なコミュニケーション・メディアを対応させていくのは大変だと思うが、それらを出すタイミングが良く素晴らしい。

◇常識をはずれた番組だと思ったが、芝居の世界でも今までの芝居を壊して新しいものを作り上げるという傾向があり、若者たちは新しい芝居を楽しんでいる。このような番組ばかりだとかなわないが、こういう番組があってもいいだろうと感じながら聴いた。

◇先日たまたまこの番組を聴いたその時は、恋愛をテーマとしており、リスナーとのやり取りを聴いて、言葉遣いやノリの点は気にならなかったが、印象としてキャラクターに品がないと感じた。しかし今日聴いたら全く違う印象だった。やまだひさし氏は内容に合わせて自分が与える印象を使い分けることができるのだと思う。今日聴いた番組はテーマ設定が美しく、やまだ氏のキャラクターの魅力が感じられる。そのたたみ掛ける話し方も今は普通であるが、聴いてる人が元気になると思う。アドリブも言葉のセンスが面白い。もう少し聴いてみたいという気になった。番組ホームページのデザインも、先に進みたくなる感じがするし、オリジナリティがある。TOKYO FMの新しいキャラクターがとても可愛い。カレンダーもリサイクル・ペーパーを使うなど、洒落たセンスを感じる。

◇個人的にネットサーフィンをやろうと思ってたので、番組視聴前のホームページの説明が興味深かった。京都の彼女の話は面白かった。“自分の母親に毛布を掛け眼鏡を取る”という話も、親に対して子供が当然することなのに特別な美談になってしまうのかと思いながら聴いた。

7.改善意見に対してとった措置
   審議会の意見・要望は、各担当部員より部員に伝達された。

8.公 表
   議事内容を以下の方法で公表した。
 ・放 送 :番組「サンデー・モーニング・フェスタ」3月4日(日)放送内
 ・書 面 :TOKYO FMサービスセンターに備え置き
 ・インターネット :TOKYO FMホームページ内http://www.tfm.co.jp/hensei/bansin

9.その他
  次回の審議会は3月7日(火)に開催することに決めた。

以上