株式会社エフエム東京 第284回番組審議会

議  事  録


1.開催年月日 平成13年3月6日(火)

2.開催場所 エフエム東京 本社10階大会議室

3.委員の出席 委員総数9名(社外9名 社内0名)

◇出席委員(7名)
子 安 美知子 副委員長    青 池 愼 一 委員
伊豫田 康 弘 委員      香 山 リ カ 委員
内 木 文 英 委員      横 森 美奈子 委員
渡 辺 貞 夫 委員

◇欠席委員(2名)
利 光 松 男 委員長     内 館 牧 子 委員

◇社側出席者(11名)
後 藤 社 長         一 戸 専務取締役
冨木田 常務取締役       佐 藤 常勤監査役
青 山 取締役制作局長     小 針 マルチメディア事業局長
田 辺 営業局長        大河内 事業開発局局次長
松 田 技師長         雨 笠 編成局長
林 屋 編成局局次長
【事務担当 林屋番組審議会事務局長】

4.議題
「メルセデス・ベンツ スーパー・コラム」

5.審議内容(◇委員側発言)
◇コンセプトのわかりやすい番組だった。フロンティア・スピリットを忘れない方が出て来て将来の夢などを語っているのだが、ただそれがあまりに押しきせで絵空事になってしまってはまずい。適度に失敗の話やくだらない話を取り上げ、そのあたりのバランスを取ってほしい。もう一つ、番組ホームページのデザインについてだが、文字情報が多いため、番組から受けるイメージと少しギャップがあった。

◇番組としては非常に正統的な感じである。特に、人選が良い。立花裕人氏の話し方も自然で好感を持ったが、唯一気になったのはBGM。ゲストの場合、プロの方が話しているわけではないため声の通りが悪いことがあるので、聞きたい部分が聞こえないとイライラしてくる。せっかく内容が良いのだから、BGMにもある程度気を遣った方がいいのでは。

◇BGMが気になったとともに、立花裕人氏の質問は平凡なものが多かったと感じた。ジョン・レノン・ミュージアム館長・菊池氏、宇宙飛行士・若田氏とも、質問をもっと検討していればトーク内容ももっと充実したのでは。個人的に昨年ブリュッセルの楽器の博物館を訪れたのだが、ヘッドフォンで個々の楽器の音を聞くことができるなど、ミュージアムとして非常に面白かった。ジョン・レノン・ミュージアムの場合も、その内容について引き出した部分があれば聴きたかった。

◇この種の番組は好きである。どんな人でも他人にはない良いものを必ず持っているから、その人物から何を引き出すかが番組を作るポイントとなる。その意味で、今回の2つの番組はまずまずの成功ではないか。しかし、一番のポイントとなる部分を引き出せないと、番組全体が面白くなくなってしまう。そのあたりを工夫し続けてほしい。トーク番組はラジオにとって、一つの大事な番組の形である。

◇基本的には大変興味深く聴かせていただいた。このような番組は素晴らしい。重要なのは話が面白いかどうかである。二つの重要な要素の一つは人選であり、選んだ人物によって内容が決まってくる。もう一つは、何を人物から引っ張り出すかであり、面白い話を引き出そうとしなければ番組は成功しない。若田氏はすでに色々なところでしゃべっており、今回聴いたような内容はすでにリスナーが知っている。若田氏を選んだならば、人選にだけおんぶしてはダメである。基本的には素晴らしい番組なので、両輪となる“人選”と“何を引き出すか”について工夫を続けてほしい。

◇バックナンバーの人物を見ると、「若者にとっての夕刊」というコンセプトが貫かれている。ただ、ゲストを旬の人物にたらしめている話題に力点があるのか、話題の主たりえた人物に力点があるのか、ちょっと判然としなかった。どちらかというと話題の方に力点が置かれている気がする。強いて言うならば、それは安易な方法である。意外感のない話に終わった印象があるので、型通りではなくもう少し突っ込んだ形で質問・コメントがあれば、また、話題への依存度をもう少し縮めれば、意外感が出てくるのでは。全体をトータルで見れば、まさに「夕刊の学芸欄」「スポーツ紙」を足して二で割った面白さがある。

◇いい番組だと思う。なるほど新聞に出てくる旬の人を人選している。ジョン・レノン・ミュージアム館長の話では、つい自分と重ね合わせてしまった。個人的に10年ほど前、ミヒャエル・エンデの資料を黒姫童話館というところに提供するにあたり、反対運動が起きてとても苦労したり、エンデ自身がとてもOKしないと思えたことが意外にすんなり通ったりと、様々な裏話があったことを思い出しながら引き込まれて聴いていた。若田氏の方は、聞いて欲しかったことがある。若田氏は、宇宙開発ということで大成功しこれからの夢をたくさん語る方である。彼は、宇宙開発ということと地球を守らなければということを両立できるようにおっしゃっていたのだが、実はこれには矛盾する部分があるのではないか。何でも科学的に開発していくということが、本質的な大事なものを破壊する方向にも行くのではないかというあたりを、ああいう方だからこそ語れるのではないか。その矛盾を感じたことはなかったのか突っ込んでいただき、若田氏がもしそこまでも考え、それでいて世界環境のことを一言おっしゃってくださったなら、これは子供の学校教育、現場の先生にとっても大きなヒントになり得たのではないか。宇宙開発が、誰もが願っている夢、プラス方向のことのように語られるのみであると、ちょっと安易ではないかと感じた。

6.改善意見に対して採った措置
   審議会の意見・要望は、各担当部長より部員に伝達された。

7.公 表
   議事内容を以下の方法で公表した。
 ・放 送 :番組「サンデー・モーニング・フェスタ」3月25日(日)放送内
 ・書 面 :TOKYO FMサービスセンターに備え置き
 ・インターネット :TOKYO FMホームページ内http://www.tfm.co.jpbansin

9.その他
  次回の審議会は4月10日(火)に開催することに決めた。

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以上