株式会社エフエム東京 第289回番組審議会

議  事  録


1.開催年月日 平成13年10月2日(火)

2.開催場所 エフエム東京 本社10階大会議室

3.委員の出席 委員総数9名(社外9名 社内0名)

◇出席委員(8名)

利 光 松 男 委員長
青 池 愼 一 委員
伊豫田 康 弘 委員      
内 木 文 英 委員      
子 安 美知子 副委員長
横 森 美奈子 委員
香 山 リ カ 委員
内 館 牧 子 委員

◇欠席委員(1名)
渡 辺 貞 夫 委員

◇社側出席者(10名)

後 藤 社 長         
冨木田 専務取締役       
雨 笠 取締役編成制作局長
小針マルチメディア事業局長   
鈴 木 編成局局次長     
【事務担当 鈴木番組審議会事務局長】
一 戸 専務取締役
青 山 取締役事業開発局長
松 田 取締役技術局長
田 辺 営業局長
小 川 マーケティング部長

(1)最近の活動について 
(2)試聴番組について

5.議事の概要
 社側より最近の活動について説明した後、番組試聴に移る。今回は「ディアフレンズ」(平成13年9月13日放送分)を試聴。委員からさまざまな意見が出された。


6.審議内容(◇委員側発言)

<議題1.最近の活動について>

  社側説明ー
  最近の活動について報告。

1.米国同時多発テロ事件発生時の当社の放送対応について

日本時間の9月11日(火)午後9時45分頃に発生した米国の同時多発テロ事件に際して、その被害状況と社会的影響を重くみた当社は、同日深夜0時の「ラブサウンズ・オン・ジェットストリーム」をはじめ、深夜3時まで通常番組を休止し、報道特別番組をJFN37局(午前1・2時台は33局)で放送いたしました。
事件の第一報は午後10時からのワイド番組「ラジアンリミテッド」内で逐次伝え、その後午前0時から報道特別番組として、事件の速報および日本人の安否、現地からの電話リポートを実施いたしました。また翌12日(水)は各ワイド番組の内容を変更し、事件の続報を、電話による現地リポートとして生々しい状況を伝え、国際問題の専門家やジャーナリストの解説とともに随時放送いたしました。
ニューヨークには、たまたまNAB(全米放送事業者連盟)ラジオショー視察のため、JFN視察団22名の一員として渡米中の当社社員や休暇中の社員、インターネット放送局「TFM AT NEW YORK inc.」へ出張中の社員ら4名がおりました。目と鼻の先で起きた未曾有の惨事に際し、彼らは急遽、報道記者となって、身の危険が迫る現地から、混乱を極める街の様子を冷静かつ的確に電話リポートし、各番組に送り続けました。専門の報道記者ではない彼らですが、それ以上にジャーナリストとして獅子奮迅の活躍をいたしました。
当社では今後も報道機関としての使命として、またリスナーの関心事に速やかに応えるためにも、社員の報道意識の徹底はもちろん、自然災害や重大事件発生時における報道特別番組の編成など、適宜柔軟な対応を行ってまいります。



2.リスナー・ボランティアと鎌倉・材木座海岸で清掃活動
  を実施。   
〜ブルー・アース・プロジェクト in 鎌倉・材木座海岸〜

 当社をはじめJFN(全国FM放送協議会加盟37局)では、1990年以来「アースコンシャス〜地球を愛し、感じるこころ」をテーマに、地球環境保全のメッセージを世界の若者に向けて発信しております。この主旨のもと地球環境保全への具体的な行動を起こそうと、今年4月からJFN各局が地元リスナーの参加を募り、地元のかけがえのない自然、海、山そして川などを清掃する「BLUE EARTH PROJECT」をスタートさせました。
 そして当社は9月16日(日)午前9時30分から午後0時30分まで、「BLUE EARTH PROJECT in  鎌倉・材木座海岸」を実施、夏の海水浴シーズンや台風でゴミが大量に発生した材木座海岸にて、清掃活動を行いました。
 清掃活動には当社の番組「19のロックヒルズ」のパーソナリティである人気デュオ、19をはじめ、同じく「サタデー・キック・オフ」のパーソナリティであり、材木座を中心に活動をしているプロ・サーファーの齋藤リョーツと鈴木啓三郎や局のアナウンサーが参加、ボランティアとともに海岸のゴミを回収しました。
 当社の呼びかけに対し、今回の清掃活動に約800人のリスナーが参加し、1時間の清掃で70リットル入りゴミ袋、約1000袋分のゴミとタイヤ、布団、ラジカセ、サーフボードなどの粗大ゴミを回収しました。参加者からは「ゴミの量が多く、改めて驚いた」「海岸を蘇らすことが出来たと実感した」「地球のために皆で汗をかくことができて、とても充実した気分になった」「すばらしい試みなので、また来年も参加したい」などの賛同の声が寄せられました。(VTR試聴:5分)

3.「やまだひさしのラジアンリミテッド」
  台湾から日台同時生放送を実施

当社ワイド番組「やまだひさしのラジアンリミテッド」では、去る9月10日(月)、日本時間の午後10時から午後11時55分まで、台湾・台北のラジオ局UFO−FMとの同時生放送を実施、特別番組「アジアンリミテッド withやまだひさし&ミッキー」として、台湾では9局、日本ではJFN37局の合計46局ネットで放送いたしました。
 番組ではやまだひさしとUFO−FMのDJ、ミッキーが、アジアの視点で日本のポップスの最新ヒットを、そして日本の視点でアジアの最新ヒットなどを紹介しました。日台双方のリスナーが音楽に関する質問をし合うなど、この番組を通じて日台リスナーの交流を試みました。番組には「ラジオから台湾のリスナーの声が聞こえてきて、世界がつながっていることを実感できて、感動しました」などの声が寄せられるなど、大好評を得ました。
 「ラジアンリミテッド」では、リスナーとの心の交流を図る企画を様々なかたちで実施しております。去る8月4日に北海道で行われたGLAYのコンサート当夜の特別番組では、事前に「ラジアンリミテッド」番組内で、当日のコンサートに参加出来ないリスナーからGLAYに宛てる手紙を募りました。番組スタッフが東京から札幌まで各駅停車の列車に乗りながら、リスナーの手紙を集めて、GLAYに手渡すという企画でございます。各駅には、早朝、深夜にもかかわらず、GLAYへの思いを託したリスナーの列車を待つ姿をビデオで見たGLAYのメンバーが感動いたしました。人の心と心をつなぐラジオメディアの原点を再認識する出来事でございました。
 当社では、これらの事例をはじめ、あらためてリスナー第一主義の徹底を図っております。
 今後も「アジアンリミテッド」をはじめ90年来開催しておりますアースデー
世界コンサート「We Love Music,We Love the Earth」など、単にラジオ番 組を外国にネットするグローバル化ではなく、パーソナリティーとリスナーが 国境を越えて心の交流を深化させ、企業理念である「世界の若者と感動と共感 のネットワーク」の構築を図る番組を編成してまいります。


4.8月の聴取率調査 コアターゲット(20代男女)で
  引き続きNo.1
 去る8月に実施された首都圏ラジオ合同聴取率調査(2001 8/20-9/2・ビデオリサーチ調査)結果によりますと、ターゲット層の10〜30代で引き続き高レーティングを獲得し、12〜39歳男女(月〜日・全日平均)では首都圏ラジオ全局中ナンバーワンとなっております。

 今回は特に平日デイタイム(9-18時)で20代女性の数字を伸ばした結果、コア・ターゲットである【20代男女】(月〜日・全日平均)におきましては44期連続(7年4カ月)してトップ。また10代から30代の主要部門であります【F1・M1層=20〜34歳男女】【15〜24歳男女】【15〜34歳男女】のそれぞれ月〜日・全日平均において、引き続き首都圏ラジオ全局中首位となり、34期連続(5年8カ月)”三冠王”となっております。

 今回の結果では、前回調査より課題であったF1層のオフィス内聴取、継続聴取時間が上昇するなど、一定の成果を上げた一方で、M1層をはじめ車内聴取が減少いたしました。また20代女性・F1層で前回調査(6月)より数字を回復させたものの、課題は多く、土・日のテコ入れを含めて対策を要しております。この結果から、あらためて番組毎のリスナーの聴取環境を綿密に分析した上で、選曲を見直し演出に工夫を施して、レーティングの獲得を図ってまいります。

    ◇「ブルーアースプロジェクト」とは自然をきれいにする活動をさすのか

    社側説明=前回の番組審議会で報告した富士山清掃登山と同様に、当社を
         はじめJFN各局が1年間にわたり実施する、各地のかけがいの
         ない自然を保全するための清掃活動のことだ。

    ◇テロ当日にニューヨークにいて、現地からの電話中継をした社側の人が
     出席しているとのことだが、現地の様子はどうだったか。

    社側説明=テロ現場より8km離れたところにいたので、直接の被害は
         なかった。ただメディアでは現地が大混乱になっているような
         報道をしていたようで、家族から心配の電話が入ってきた。
         しかしニューヨークでは、テロ現場以外では日常生活が保たれて
         おり、アメリカの凄さを感じた。現地からの中継では、現場近く
         以外では、危険なことをしなければ、安全であることを伝えた。

<議題2.試聴番組について>

「ディアフレンズ」(平成13年9月13日放送分)

社側説明ー
  コメディアン、司会者、俳優、エッセイストとマルチな才能で活躍している恵俊彰がパーソナリティを務めるトーク・プログラム。GLAY 、竹内まりや、作家の大沢在昌、世界選手権において、日本チームを金メダルに導いたシンクロナイズドスイミングの日本代表コーチの井村満代など、毎回、音楽、芸能、文化、スポーツ、政治など各界で話題を集めている人物をゲストに招き、恵俊彰が本音のトークを繰り広げる番組である。
  今回の試聴番組にはシンガーの矢沢永吉が登場し、彼の現在の心境や、ニューアルバムに賭ける意気込みなどについて、恵俊彰とトークを繰り広げていく。
  なお矢沢永吉は、当社が中心となって設立しましたブロードバンド・コンテンツ制作会社「TFMインタラクティブ」のテスト配信のスペシャル・プログラムとして、彼のサテライトスタジオ初登場の模様とスペシャル・インタビューを配信した。
                             (試聴 約17分)


◇恵俊彰の質問が良かった。ゲストへの憧れの部分と客観的な質問をうまく使い分けていた。結果、ゲストの魅力を引き出すことに成功している。

◇今回の試聴番組のゲスト、矢沢永吉はメッセージ性のある人であり、団塊の世代の憧れの人であることが良く分かった。TOKYO FMはF1・M1をターゲットにしているが、このような他の世代のリスナーに人気のあるゲストを迎えることにより、より広い層にアピールしていくことも必要ではないか。

◇ゲストについての知識はなかったが、この番組を聞いてみて意外と中身がある人であることが分かり、また話も面白く聞くことができた。またパーソナリティの恵俊彰はとてもシャープなインタビューを展開していた。ゲストへの崇拝者としての面と、冷静なインタビューアーとしての姿勢をうまく分けて番組を進行していた。

◇ゲストのトークに引き込まれた。番組はゲストの魅力を十分に引き出していたと思う。

◇すべての人でなく、ある世代の心に強く訴えかけることができるゲストをもっと呼んで欲しい。


◇大物ゲストが出演する時は往々にして、インタビューする立場の人間がゲストに圧倒されて引いてしまうもの。そうなってしまうと番組は非常に聞きにくいものとなってしまう。今回の試聴番組もこの点に注目して試聴した。
 番組のパーソナリティ、恵俊彰は引いてしまうところがなく、とても上手なインタビュアーと感じた。ゲストに対しての尊敬の念など、ミーハー的なところもありながらも、どんどんゲストの中に入り込んでいき、番組をおもしろく、また素直に聞くことができた。他のゲストのときも聞いてみたいと思った。

◇ゲストの矢沢永吉については、バイクとか皮ジャンなど、通り一辺倒のイメージしか持っていなかった。他のメディアにもあまり出演していないゲストなので、こういう人はどんな形で番組に出演するのかを期待して聞いた。結果、ゲストはとても素直な形で自分をさらけだしていて良かった。またゲストが意外と礼儀正しいことに驚いた。このようにゲストのいろいろな面をリスナーに伝えられたことを評価する一方、ファンはこのイメージのギャップをどのように感じているのかについて興味を持った。試聴番組では過去から現在の心境や話題を中心に進行したが、ゲストの将来についての考え方、例えばこれからの人生などについてもパーソナリティに聞いて欲しかった。

◇「超〜」「〜みたい」などのゲストの言葉が非常に耳にさわった。ファンに対する影響を考えると、とても気になった。今回のゲストは著名な方だったので、制作者はゲストに注意しにくかったのであろうとは思うが、もう少しなんとかならなかったものか。番組制作者や出演者には、もっと正しい日本語についての配慮が欲しい。

6.改善意見に対して採った措置
   審議会の意見・要望は、各担当部長より部員に伝達された。

7.公 表
   議事内容を以下の方法で公表した。
 ?放 送 :番組「サンデー・モーニング・フェスタ」10月28日(日)放送内
 ?書 面 :TOKYO FMサービスセンターに備え置き
 ?インターネット :TOKYO FMホームページ内http://www.tfm.co.jp/bansin

8.その他
  次回の審議会は11月6日(火)に開催することを決めた。

以上

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