株式会社エフエム東京 第297回番組審議会 議事録

1.開催日:平成14年9月3日(火)

2.開催場所:エフエム東京 本社10階大会議室

3.出席委員
利 光 松 男 委員長 子 安 美知子 副委員長    
内 木 文 英 委員 青 池 愼 一 委員
伊豫田 康 弘 委員 横 森 美奈子 委員      
内 館 牧 子 委員 香 山 リ カ 委員
   
4.試聴番組

【番組名】 「LOVE&NEWS」
【放送日時】 平成14年8月1日(木)19時00分〜20時00分
【出 演】 小山“ジャネット”愛子
【番組概要】
 「LOVE&NEWS」は若者心理の変化・・・自分を見つめる時代・・・の中で、若者をターゲットとする、FMならではのニュース番組 を編成すべき時期が来ているのではないか、という認識でスタートしました。
 「20代は新聞を読まない、テレビのニュースを見ない」ともいわれていますが、本来20代こそ世の中の現実に戸惑い、問題意識 を鮮明に持っている世代ではないか・・・。ニュースに接しないのは、その描き方、伝え方に問題があるのではないか・・・。
 20代の共感を獲得できるニュース番組とは、どんなものか・・・。日々トライアルを
重ねています。少なくとも、若者の支持を得るために心掛けている制作方針は
◎アナウンサーが事実を伝え、政治評論家からそれなりのコメントをつけて予定調和
 するようなことではなく、クーラーのきいた部屋を飛び出し、ニュースの現場になる べく近づいて、当事者の意識をリアルに伝え ること。
◎ニュースの解説について、政治問題は政治評論家、経済問題は経済評論家ということ
 に留まらず、時には若者の心を既に掴んでいるミュージシャン、アーティストがニュー
 スを語ったりもする・・・こうしたことで、リスナーに番組へ自然と参加してもらう・・・。このようなことを意識しながら、毎日番組を 制作しております。
 本日の試聴番組は、民営化論議で日本道路公団や首都高速道路公団の在り方が論議されはじめた8月1日に、首都高速道路公団が1 00円の値上げを表明したことに対して「高速道路の料金」をテーマに放送したものです。試聴時間の関係上、番組の編集バージョン を試聴して頂きます。なお試聴番組内でリスナーに呼び掛けていました「あなたは何を無駄と思うか」アンケートにつきましては、4 5%のリスナーが「高速道路料金」を無駄と考え、43%が「国民年金」、11%が「自分で購入する飲料水」が無駄と考えていると の結果となりました。試聴番組では結果報告部分を編集しましたので、口答にてお伝えします。

【番組審議会委員からの主な意見】
◇正直言って聞きやすい番組。情報とはいちいち結論づけていくものではなく、今の世
 の中だと情報を断片的にストックしていくという要素が私自身には強いので、この点
 で、すごくニュートラルな番組だと思った。
 またパーソナリティの話し方に好感をもてた。最近の女子アナは「甘くて、媚びてて、
 トーンが高い」という場合が多い中、小山ジャネット愛子は、今回のようなジャーナ
 リスティックな番組にはとても適任と感じた。
 今回の試聴番組はルポルタージュ的にこういう事例もあるということを伝えたかった
 と思う。私自身も高速道路を無料で通るなんてことが本当にできるのかとびっくりし
 たが、このように情報をインプットし、自分はそれをどう思うのかということを考え
 させられる番組であった。番組の聴き易さや情報を聞かせるという方向には好感を持っ
 た。

◇大変面白い番組だった。このようなトピックスを扱ったことは良かった。ただアンケー
 トに関してはもっと質問を明確にすれば、アンケートもより活きてきたと思う。今回
 の問題に対してフリーウェイ・クラブを取り上げ、取材をしたことはよかった。いさ
 さか危うい内容になると危惧したが、インタビューアーが抑制的で冷静に対応し、こ
 の危さを回避していた。今回のテーマは良かったが、それに対する突っ込みが少した
 りなかったと思う。

◇若者を対象としたニュース番組を目指すため、彼等にとって身近なテーマを選び、テー
 マに対して異文化の人を選ぶことはいいが、番組のレベルを下げてはいけない。方法
 論はいいが、プロとしての欠落する部分を補っていくことが必要。今回の試聴番組で
 はそれが感じられなかった。テーマに対して掘り下げが足りなく、料金問題に若者の
 注目を集めることには成功しているがそのことばかりクローズアップされ、首都高速
 道路公団の存在についてのテーマが薄れてしまった。

◇リスナーが問題を理解し、それに対して行動を起こすきっかけを与える番組を編成し
 たことは良かった。番組内では暴言といえるような過激な発言があったが、それがリ
 スナーをハッとさせ、問題を考えるきっかけになり、リスナーに親近感を持たせたと
 いう点で良かったと思う。あとできたらフリーウェイ・クラブに属する他のメンバー
 の声も聴きたかった。


以上

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