株式会社エフエム東京 第298回番組審議会 議事録
1.開催年月日:平成14年10月8日(火)
2.開催場所:エフエム東京 本社10階大会議室
3.出席委員
子 安 美知子 副委員長 内 木 文 英 委員
青 池 愼 一 委員 伊豫田 康 弘 委員
渡 辺 貞 夫 委員 横 森 美奈子 委員
香 山 リ カ 委員
4.試聴番組
【番組名】 「JET STREAM」
【放送日時】 平成14年10月2日(水)24時00分〜24時55分
【出 演】 伊武 雅刀
【番組概要】
10月から当社の看板番組である「JET STREAM」が番組をリニューアルし、新たなスタートを切りました。当番組は過去38年にわたり、トークそして音楽で「旅への誘い」を表現して参りました。番組開始当時、海外旅行は「憧れ」でした。番組もリスナーにその憧れを掻き立てる構成と演出をしてきました。城達也さんのナレーションは日本人を「旅へ誘い」、それがそのまま海外旅行ブームに入っていく下地を作ってきたことは誰もが認めるところです。そして現在、誰もが気軽に海外へ足を運ぶ時代になりました。2002年のリニューアルに当たっての演出の眼目はそこにあります。つまり、「憧れ」から「出会い」へ。番組主要ターゲットはM1、F1です。海外旅行のリピータへ向けトークは旅先での「出会い」「温もり」といった、より「人間的な」、「人生を振り返る」的なものとしました。単なる物見遊山的な情報ではない、様々な人生の交錯するジェットストリーム。そして語り部は、声の良さ、滲み出る温もり、想像力を醸し出す人物を探し、半年間に亘る幾度かのオーデションの末、伊武雅刀さんの起用に至りました。選曲に関しては「JET
STREAM」という音楽ブランドを再構築するために新たなトライアルをしていきます。「feel」等コンピレーションアルバムのヒットに代表されるように、今、時代はめぐり、再びインストルメンタル、ストリングスが脚光を浴びています。これらのジャンルを主体をしながら、午前零時のFM番組にふさわしい音楽空間を構築、さらに番組展開として、カフェアプレミディグループ、音源メーカー各社と提携し、番組タイトルを冠したコンピレーションアルバムを製作、販売の予定です。
【番組審議会委員からの主な意見】
◇楽しく聞かせてもらった。ジェットストリームはまさにTFMとして財産であり、ブランドであるといえる。城達也の時代からリスナーとして聞いていたのでそれに対する思い入れが強かったせいか、改編前のジェットストリームはどうしても違和感があった。ジェットストリーム本来のコンセプトが戻って良かった。
◇複雑な気持で聞いた。私自身、青春時代に外国への憧れなど、城達也時代のジェットストリームにはいい意味において影響を受けてきた。このような歴史のある番組をリニューアルすることは大変なこととは思うが、今回のジェットストリームはまず誰に向けて聞
かせたいのかが、分からなかった。ノスタルジックに徹して、センチメンタルなまでに昔の良い部分を伝えていくのか、初代の番組のいいところをとって若者にそれを伝えていくのか、どちらの方向を目指しているのかが見えなかった。
◇ジェットストリームは演出、選曲も城達也時代に戻してもっと大真面目に昔に戻った方がいいのでは。当時を知らない若者に対しても「見たことはなくても、何となく懐かしい」という原風景を刺激することで、支持を集めると思う。無理に若い人に迎合する必要はないと思う。新しい若い人に聞かれるより、古典に徹して割り切った方が良い。
以上