金曜日の夜にホッとひといき、「Hellosmile Cafe」。
今夜は、20代、30代の女性に増え続けている「子宮頸がん」の予防啓発を推進するプロジェクト「Hellosmile」の実行委員会副代表の小巻亜矢さんから、明日を笑顔にするためのヒントをいただきます。
今回のテーマは「女性に多く見られるトラウマ」について。
番組にいただいたメールをもとに、大学院で心理学、特に自分との付き合い方の研究をされていた小巻さんとお話したいと思います。
▼ラジオネーム:ももんが(女性・27・会社員・神奈川県)
中学・高校と大好きな人がいました。二つ年上で、うちの隣りに住んでいました。小学生の時はよく遊んでいたのですが、中学になってからは学校ですれ違う位に。
でも、ある日、彼にステキな彼女ができたことを知りました。「私は妹くらいにしか見られてないし」「彼女がいるのに邪魔したら嫌われる」と自分の気持ちを閉じ込めて、高校を卒業しました。そして27歳になった今、彼女がいる人を好きになってしまいました。
あの時と同じで「告白したら迷惑だよなー」とか「友だちのままが楽だよね」とかあれこれ考えています。片思いしていていいのでしょうか?
彼と彼女が別れるのを待っているようで、なんだか心苦しいです。アドバイスがありましたら、お願いします!
まず、自分の中にどんな声があるか拾ってみてください。
今度は告白してみようかな、彼女がいるのにちょっとなぁ、など自分の中にはいろんな自分がいると思います。
その中で、今、自分の中でどの声が一番ボリュームが大きいか?
「やっぱり彼女がいるから今はそっと見ていよう」という気持ちが強ければ、少し辛いかもしれないけどしばらくそっとしてみる。
「今度は積極的に行ってみよう」という気持ちが強ければ手紙を書いたり、直接告白してみる。。。
答えは自分の中にしかないので、まずは自分の中にある声をゆっくり聞いてみて、どういうアクションをとるか決めるのがいいでしょう。
実際にアクションするために、「親しい友達に宣言してみる」、「日にちを決めてみる」、「自分のラッキーカラーを身につけてみる」など、自分の背中を押してくれるような仕組みを見つけるのもいいかもしれませんね。
大切なのは、自分が後悔しない方法で、
時間をかけてゆっくり自分の心の声と向き合って決めてほしいなと思います。
ももんがさんのように後悔がトラウマになったりしますが、そもそも「トラウマ」とは、自分の傷ついた気持ちをもう二度としたくないという思いで自分との約束(ルール)をしてしまうこと。
厄介なのは気がつかないでずっと引きずっていること。
思い返した時にあの時のことかなと思い当たるものがあったら、その時の小さな自分と対話をしてみるといいでしょう。
今の自分はその時の自分とは比べものにならないいろいろ経験した自分で、考え方も違う。
その当時自分が決めたルールにずっと縛られてこれからもいきますか?
それともそのルールを塗り替えますか?ということを聞いてみてください。
あれはあの時に自分を守りたくてした約束に過ぎない。。。
そして、今の私はそのルールに縛られない!と宣言してほしいと思います。
きっと、自分の中には、いろいろ経験して強くなった自分もいるはずですよ。
ON AIR SONG リスト
M1:「Girls Just Want to Have a Fun / Tahta Menezes」
M2:「Do That to Me One More Time / Captain & Tennille」
M3:「Breakout / Swing Out Sister」