金曜日の夜にホッとひといき、「Hellosmile Cafe」。
今夜は、20代、30代の女性に増え続けている「子宮頸がん」の予防啓発を推進するプロジェクト「Hellosmile」の実行委員会副代表小巻亜矢さんから、明日を笑顔にするためのヒントをいただきます。
今回のテーマは「自分の感情をうまくキャッチする」について。
小巻さんは、大学院で心理学、主に自分との向き合い方を勉強されていた‥ということで、番組にお寄せいただいたリスナーからのお悩みメールにアドバイスいただきます。
▼ラジオネーム:みきさか(女性/32歳/主婦)
「結婚して3年目です。毎日、子育て、家事、がんばっています!
でも、最近イライラすることも多く、なかなか素直になれません。
夫が手伝ってくれても「ありがとう」と言えなかったり、子供がガンバっても「すごいね〜」と言えなかったりです。
また、両親や友人達とたまに会っても、会話が弾まないこともあります。
以前はそんなことなかったので、いまの自分にげんなりしています。
私に、余裕が、優しさが、足りないのでしょうか。」
余裕が無いのは、みきさかさんが悪いのではなく、それだけ忙しく大変な時期だということ。
働く女性は、子育ての時は仕事に迷惑をかけてすみませんと思い、仕事のために子供を預けていると、子供に遅くなってごめんねといろいろなところであやまり続けてしまうもの。
だからこそ、決して自分を責めないでほしい。
同じことでも「足りないのかな」と思うより「もっとやさしくなれるために何が出来るか」と考えることから始めてみるといいかも?
子育ては「期間限定のもの」ずっと続くものではないと考えて、まずは自分を慰めてみましょう。
いつか子供は自立していくもの。
子供が小学校、中学校に入ると自分の時間はどんどん増えていくもの。
その時に、頑張ってきた自分にご褒美をあげるつもりで、「ゆっくりランチに行く」、「旅行に行く」、「ピアノを習う」など今のうちから考えてみましょう。
そういう風に考えるだけで子供にも優しくなれたり、心に余裕ができるかもしれませんよ。
考え方ひとつで心の大きさは変わるもの。
「痛いの痛いの飛んでけ」と同じで、現実に傷がなおっていくわけではないけど、ちょっと軽くなる気がするものです。
ありがとうを言えなかったり、すごくうれしい時にこんなことで喜ぶと思われたくないなど、素直になることは難しいこと。
感情をキャッチするということがとても重要です。
小さい頃「よく考えなさい」とは言われますが、「よく感じてごらん」とは言われませんよね。
人間は、考える前に感情が動いているものです。
例えると、自分の心と考えは「2階建ての家」のようなもの。
1階が「感情」、2階が「思考」、物事は1階の玄関から入ってくる。
1階の「感情」を拾わないで2階へ上がってどうすべきかということをやってしまうと、1階の「感情が」どんどん溜まっていってしまう。
「悲しい」、「うれしい」という感情をまずは拾ってあげること。
それからどうしようかと考えると日々がすっきりしてくるもの。
これは「感情モニタリング」という方法で、自分の感情を一度「モニター」でキャッチすることがこころの余裕につながるんです。
「感情をキャッチする」→「素直にありがとうと言う」→「いつもこうしてほしいという気持ちを持っていることを伝える」
考え込む必要は無く、「今うれしい」、「今ショックだった」、これでいいんです。
ありのままの気持ちを伝えることはとてもかわいらしいことだと思いますよ。
ON AIR SONG リスト
M1:「I'm Not In Love / アトリエ ボッサ コンシャス」
M2:「I Have a Dream / ABBA」
M3:「Hard to Say I'm sorry / Chicago」