金曜日の夜にホッとひといき、「Hellosmile Cafe」。
いろいろな分野で輝く人たちが集まるこのカフェでは、熱の入ったお話しが展開されています。
今夜は、スポーツキャスター・解説者としてご活躍中の八木沼純子さんがお越しくださいました。
八木沼純子さんは、カルガリーオリンピックのフィギュアスケート女子シングル代表。1995年からプロスケーターに転向。
現在、日本で唯一のアイススケートショー「プリンスアイスワールド」のチームリーダーでもあります。
ソチオリンピックを前に、プロフィギュアスケートのこと、そして、スポーツ選手ならではの身体のケア、美の秘訣も伺います。
・ソチオリンピックフィギュアスケートの見どころは?
初めて行われる団体戦が、開会式の前日から開会式をはさんで3日間実施されます。そこで選手達の調子を見て、その後行われる個人戦に向けてどのように調子を上げていくのかを見るとおもしろいと思います。
・選手にとって個人戦の前に団体戦を行うことはどのような影響がありますか?
どのようなリンクか、会場なのかを感じることができる。
また、団体戦なので、チームとして頑張ろうという士気を高めることができるというメリットがあると思います。
・八木沼さんがフィギュアスケートをはじめたきっかけは?
自分の家の近くにリンクがあったことと、お母様がフィギュアスケート世代のため連れられて行ってみたこと。
はじめた時は転んでは泣きのくり返しだったので、当時出会った福原コーチもすぐにやめるだろうと思っていたようです。
・そんな八木沼さんがオリンピックに出るまでになったのはなぜですか?
現役時代の恩師である福原コーチとの出会いが大きかったですね。
とにかく、アメとムチの使い方が上手でした。
はじめは笑顔の先生だったが、選手コースに入ったとたんに鬼のように怖い先生に、、、
でも、先生のフィギュアスケートに対する愛情、考え方を知るうちに、この先生と一緒にやっていきたいと思うようになったんです。
・フィギュアスケートの魅力は?
見て、聴いて楽しめるスポーツ。音楽は切り離せない要素で、音楽を聴いて選手がどのように滑るのか、表現をするのかを見ながら楽しめると思います。
また、会場で、観客と選手が一体となった時、「風がめぐる」独特な雰囲気を感じることが出来るんです。
選手も感じるので、いつも以上のパフォーマンスにつながったりします。
観客のパワーも選手にとってすごく嬉しいこと。ぜひ、この会場と選手が一体になった雰囲気を感じてみてください。
・八木沼純子さん著書「アイスモデリスト」(文春文庫)2/7発売
フィギュアスケート界のスター選手の軌跡をストーリー仕立てで振り返っています。
スケートのHow to、コーチにスポットを当てたりしているので、ぜひフィギュアスケートを観戦しながら読んでいただきたいです。
・オリンピックに出場する選手に共通することは?
みんなしっかりしている。自分がその当時こんなコメント残せないと思うくらいしっかりしている。
選手は、スタッフ、コーチをはじめ応援してくれる皆に感謝しながら演技をしているなと思います。
こんどのオリンピックもぜひ、選手達の後押しをしてくれると必ず選手に伝わると思います。
・アスリートとして健康を維持する秘訣は?
睡眠、食べる、リラックスする時間をつくること。
ウォーキング、座って景色を眺める、動物と遊ぶ、本を読むなど、自分がリラックスできることをしています。
あとは、リンクが冷えるので、家に帰ったらお風呂にゆっくり入ってリラックスする時間にしています。
子宮頸がん検診についても、検診を受けることで自分の体の調子が分かると思います。
気がついてからでは遅くなることもあるので、忙しい中でも時間をつくってまずは一度行ってほしいですね。
ON AIR SONG リスト
M1:「Misty / Gwada Soul」
M2:「1,2,3 for 5 / ゴスペラーズ」(八木沼さんのビタミンソング)
M3:「夢中人 / Fay Wong」