HellosmileCafe。今日のお客様はニャティティ奏者【Anyango(アニャンゴ)さん】です♪
「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれたことのあるAnyangoさん。
東アフリカのルオ族の伝統楽器「ニャティティ」との出会い、ケニアの魅力、夢をつかむ法則などお話を伺います。お相手は小巻亜矢さんです。
◯世界初のニャティティ女性奏者Anyangoさん。お名前の由来は「午前中に生まれた女の子」という意味だそうですね?
そうなんです。ケニアの中でも普通の女の子の名前なんですが、午前中に生まれた男の子になると「オニャンゴ」となります(笑)
名前は師匠に頂きましてAnyangoになってかれこれ10年経ちます。
◯ニャティティという楽器は・・・?
アフリカはケニアの伝統的な弦楽器。8本の弦を持つ竪琴なので、ハープの原型のような形をしています。
大きさはアコースティックギターよりひと回り小さいくらいです。
手で弦を弾きながら、さらに足にも鉄の輪っかを付けて直接縁(へり)にゴツゴツと打ちつけながらリズムを作り、歌も唄う。
一人三役をこなす、一人オーケストラのような楽器なんです。
元々はケニアのルオという民族の方たち、しかも男性だけが弾くことを許された伝統楽器なんですね。
しかし10年前、ニャティティに惚れてどうしても勉強したいと粘り強くお願いしていて最終的に村への住み込みを許して頂いて
世界初の女性奏者として認めて頂きました。
なぜルオの選ばれた男性だけが弾くことが出来るのか。それは8本の弦に理由があります。
ルオの男性が生まれた時の4日間。亡くなった時の4日間。それがニャティティの上下の弦4本づつに表れているんです。
◯ニャティティを通じてAnyangoさんが伝えたい事とは・・・?
音楽であるばかりではなく、師匠曰く「ニャティティは薬でもある」と。
ニャティティの音色を聴いたとたんに争い事がピタッと収まったり、ざわついていた心が穏やかになったり。
不思議な効果も持つ楽器だなぁって思っていて純粋に音を楽しんで頂くだけでも意味があることかなって思います。
昨年9/28にリリースしたアルバム「Kilimanjaro」からアフロ・ブルー聴いて下さい。
M:アフロ・ブルー / Anyango
◯日本語の歌詞が懐かしさを感じますね。
暮らしていた村の景色を思い浮かべながら書いてみました。
アフリカの奥地の村なので電気もない、水道もない、もちろんお風呂もお手洗いもない。
毎朝起きたら水汲み、薪拾いの生活でした。
畑仕事の手伝いや村の地酒を飲んだりしながら(笑)100%ナチュラルなアフリカの田舎での生活でした。
◯これからの夢は?
Anyangoがニャティティ奏者として認めて頂いたその日に師匠から「Anyango、ここから先は遊びじゃない。あなたが世界中に出掛けて行って、この楽器を奏でてきなさい。」と言って頂きました。
師匠は残念ながら亡くなってしまったのですが、その言葉を胸にどんなピンチが訪れようとも、とにかくニャティティを弾き続けて行く、それが一番の夢でもありますし、一番やりたいことですね。
師匠が辿りつけなかったいろんな国に行っていろんな民族の人達にニャティティを聴いてもらいたいなって思います。
◯Anyangoさんの健康の秘訣などありましたら聞かせて頂けますか?
身体が喜ぶメンテナンスを地道にやっていくのが一番大事なのかなって思います。
わたしはニャティティを弾くことなんですけど(笑)本当にニャティティ弾くと元気になります。
◯最後にAnyangoさんのビタミンソングを教えて下さい
南アフリカ出身の素晴らしいJAZZピアニストDollar Brandで「Bra Joe from Kilimanjaro」
◆Anyango "Kilimanjaro" Live 追加公演
2015年1月24日(土) 名古屋 ell.FITS ALL エルフィッツオールでLIVEがあります!
詳しくはHPで!
Anyango official website
ON AIR SONG リスト
M1:「アフロ・ブルー / Anyango」
M2:「Bra Joe from Kilimanjaro / Dollar Brand」(Anyangoさんビタミンソング)