Program オンエアー情報

Hellosmile Lounge
Personality
小巻亜矢
女性ならではの健康面やメンタル面での悩み、
キャリアや恋愛問題に絡む悩みなど、日曜日の深夜だからこそ、
ちょっと話づらいことも一緒に考えていきます。
小巻亜矢

第75回 オンエアー

[2016.12.11]

『Hellosmile Lounge』は20代、30代の女性に急増している子宮頸がんの予防啓発プロジェクト「ハロースマイル」の情報発信拠点。
女性の健康と笑顔を応援するさまざまなメッセージを、全国38局フルネットでお届けします。
今夜、ハロースマイル・ラウンジを訪れたゲストは、俳優の若村麻由美さんです。
「ハロースマイル」の小巻亜矢さんがお話を伺います。



(小巻さん)
早速ですが、俳優業に興味を持ったきっかけは?

(若村さん)   
17歳の高校三年生の時、大学進学クラスだったのですが、映画が大好きで、渋谷の街によく映画を観に行っていたんですね。でもその日、観たい映画がなくて、たまたまパルコ劇場で上演していた仲代達也さんが主宰する無名塾の舞台の当日券を買って拝見して、劇空間を作る仕事がしたいと思って、事務所に問い合わせたのが切っ掛けでした。

(小巻さん)
演技のオーディションがあったのですが?

(若村さん)
そうです。よく分からないまま、入塾試験を受けました。でも、劇空間を作る仕事がしたいと思って入塾してみたら、無名塾は俳優を育てる塾で、結果的に、俳優になりました。
無名塾には授業料はなくて、仲代さんの情熱で運営されている塾でしたが、大学など、他との両立はできないから、進学はせず、周りのみんなが受験勉強している最中、ひと足先に進む道が決まったんです。

(小巻さん)
演劇部だったんでしょうか。

(若村さん)
私の高校に演劇部はなくて…

(小巻さん)
では、その時のオーデションが演技の初体験?

(若村さん)
最初は多分、保育園に通っていた頃で、シンデレラを演じました。
その後、学芸会などでは自分でサスペンス・ドラマ仕立ての本を書いて、台本、出演、演出なんてこともやりました。


(小巻さん)
その頃からサスペンス…!?
そして、無名塾の頃、NHKの朝の連続テレビ小説 『はっさい先生』のヒロイン役に抜擢されたわけですね。

(若村さん)
本当はまだ無名塾があと一年残っていて、もっと無名塾で勉強したかたんです。迷っていたら、仲代達也さんと奥さまで女優の宮崎恭子さんが背中を押して下さって、朝ドラのヒロインを演じさせて戴くことになりました。

(小巻さん)
どんな経験になりましたか?

(若村さん)
そもそも、舞台空間を作りたいと思ったので、この仕事は向いていないって、すぐに思いました。私がやりたいものじゃないって…。
それに、ド素人が朝から晩まで9ヶ月間、大阪のNHKに単身赴任で撮影して、みなさんはとても良くして下さったんですが、自分の未熟さ加減に嫌気がさして、毎日「向いていない、向いていない。」って思いました。
でも、「この撮影が終わったら,辞める」って、それを楽しみに頑張りました。

(小巻さん)
でも、やりきったんですね。

(若村さん)
やりきって、最後にみなさんが胴上げをして下さった時は、天にも昇る気持ちでした。「開放された!」って。(笑)
これで、もうテレビの仕事はいい、って思いました。

(小巻さん)
落ち込んだり、クヨクヨされることはありますか?

(若村さん)
もともとは、落ち込んだり、クヨクヨするタイプなんで、自分に自分が振り回されてしまう事が多かったんすが、それをどう自分で建て直すことができるかを、仕事を通してリハビリしました。
朝ドラの時も自分に自信が持てなくて…。 

(小巻さん)
具体的にはどんな事をされたんでしょうか。

(若村さん)
私は無名塾で主演されていた宮崎恭子さんの舞台を見て、この道に進んだのですが、その宮崎さんがいつも言って下さっていた言葉があったんです。
朝ドラの頃は本当に自分に自信なかったのですが、宮崎さんが
「麻由美は大丈夫だから、思い切ってやってきなさい!」って、いつも言って下さって…。
20代の私はその言葉にいつも励まされていました。
何度も言われていたので、自信がなくてもやらなくてはいけない現場では「思い切る」ということをやるようになって、竹をナタで割ったような性格になってしまいました。

(小巻さん)
思い切ってやるって、どんな感じでしょうか。

(若村さん)
飛び込む感じでしょうか。失敗するかな、とか、ダメかな、とか恥ずかしいかな、なんていうことはかなぐり捨てて、ジャンプする感じです。

(小巻さん)
その勢いでいろんなことにチャレンジされているのかもしれないですね。
今、チャレンジされていることは?

(若村さん)
劇団「二兎社」の「ザ・空気」という舞台のお稽古中です。
「二兎社」の主宰は天才的な劇作家で演出家の永井愛さんで、今回は「今を切り取って投げかける」ような内容です。
私の役は大手テレビ局の報道番組のキャスターで、スリリングな喜劇なんですが、ただの喜劇ではなくて、永井さんの世界観で描かれた、永井喜劇!
2017年1月15日から上演予定です。

それから、無料デジタル放送i-dio(アイディオ)のチャンネル「TS ONE」では初のパーソナリティも務めています。メッセージと写真、リクエスト曲をお届けするのですが、リスナーの人生のワンシーンのエピソードを送ってもらって、私の体を通して、その人の作品に仕上げて電波を通して花束にしてお届けしています。
私の独断と偏見で、すごく男っぽい人にしたり、女性っぽい人にしたり、子供っぽい人にしたりして演じるので、エピソードを送って下さった当のご本人は 自分が感じていたこと、違うように届けられることもあるかもしれないんですが、それが役者である私がやる意味があるかと思っています。  
TS ONE「若村麻由美のMUSIC FLOWER」は毎週土曜日朝9:30から放送中です。
「TS PLAY」というアプリをダウンロードすると聞く事ができます。

(小巻さん)
今週はここまで。来週は美の秘訣を教えて下さい。


M    Angel_   /   Sara Maclacian      
    
M    まぶしい草野球  / 松任谷由実     
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第74回 オンエアー

[2016.12.04]

『Hellosmile Lounge』は20代、30代の女性に急増している子宮頸がんの予防啓発プロジェクト「ハロースマイル」の情報発信拠点。
女性の健康と笑顔を応援するさまざまなメッセージを、全国38局フルネットでお届けします。
今夜、ハロースマイル・ラウンジを訪れたゲストは、「女子部JAPAN」の部長、小林奈巳さんをお迎えしています。
「ハロースマイル」の小巻亜矢さんがお話を伺います。



(小巻さん)
「女子部JAPAN」ってどんな団体なんでしょうか。


(小林さん)
2010年に「iPhone女子部」という、iPhoneを楽しく使えるサイトを立ち上げたことが切っ掛けだったんですが、女子部というネーミングのせいか、入部したいという方が増えてきて、実際に講習会をしたり、飲み会や旅行などのイベントも開催するようになっていって、だんだんiPhoneの使い方から離れてきたので、「女子部JAPAN」に改名したのが経緯です。
今では月に2〜3回のイベントを開催しています。

(小巻さん)
 20代から40代の働く独身女性が中心で全国に26000人の部員がいらっしゃるんですよね。大所帯ですが、具体的にはどんな活動をされているんでしょうか。

(小林さん)
イベント自体は多くても100人規模なんですが、毎月行っているのはハンドメイドの女子会で、アクセサリーを作ったりしています。あとは今年で4年目になりますが、毎年恒例、女子だけで盛り上がる「日本一笑えるクリスマス100人女子会」を開催。今年の反省と懺悔を発表して、「やっちまった」ことを皆で笑い飛ばして、すっきりしています。

(小巻さん)
いいですね。私は以前、不幸自慢の女子会に参加したことがあるんですが、ディープな事も女子だけですと笑い飛ばせたり、泣き笑いしたり、気持ちを浄化させることができますよね。

(小林さん)
まさに、浄化しよう!っていうタイトルで開催しています。
女性って結局は自分で解決しちゃうじゃないですか。だから、その場ですぐ解決はできなくても、聞いてもらったりすることで、元気になったり、頑張ろうっていう切っ掛けになったりすればいいと思っています。


(小巻さん)
これまで、どんな懺悔がありましたか?

(小林さん)
ライトなものですと、酔っぱらって財布を無くしたり…。へヴィーなものですと、付合っていらっしゃる方に浮気されている…!と思っていたら、自分が浮気相手だった、という話もありました。

(小巻さん)
つまり、付き合っていた男性に、自分ではない本命の女性が他にいた!っていう事ですか?


(小林さん)
そうです。自分が二番手だったって。
他には42.195?のフルマラソンに挑戦したら、大会の手違いで42.190?しか走っていなくて、完走した事にならなかったとか…。

(小巻さん)
痛いとか、辛いとか、残念とか…、そういう事を吐き出して笑ってしまえ、って、精神衛生上、いいことですね。

(小林さん)
一人で溜めこんでいると辛いだけなので、笑っちゃった方がいいです。


(小巻さん)
一方、SNSのコミュニケーションも活発なんですよね。
悩みもたくさん寄せられるようですが…

(小林さん)
健康、美容、恋愛、仕事…、たくさん寄せられますが、一番多いのは、「痩せたい!でも痩せられない!」とか「食べたい!けど、痩せたい!」とか、
そんな事をみんなで盛り上がっていますね。

(小巻さん)さん
「女子あるある」ですね。「働きたい!でも海外にも行きたい!」とか…。
真逆な欲求ですね。どんな風に解決していくんでしょうか。

(小林さん)
「私はこうしている。」などのやり取りはありますが、基本的に解決するというよりは、みんなでワイワイ話して発散して元気になっていきます。
リクエストがあれば、そういうイベントを開催したりもします。
リアルに会えば、ウェブより繋がりが深くなりますし、実際に会いたい、集まりたい!という部員の意見が多いので、ウェブから始まった女子部ではありますが、リアルなイベントを開催するのが「女子部JAPAN」の特徴でもあります。 


(小巻さん)

「女子部JAPAN」はネットならではのコミュニケーションを使いながらも、「リアル」の安心感もありますね。
そんなリアルなイベントの一つとして、ハロースマイルラウンジでは「女子部JAPAN」と一緒に「第一回ハロスマ女子部会」を開催することになりました。
女子の体にいい美味しい食事を食べながら、子宮けい癌についても知ってもらおう、というオフ会です。

日程は2017年1月19日(木)夜7時から
会場は渋谷のイタリアンレストラン「アンジェパティオ」
会費は3000円で飲み放題のブッフェ形式

この「第一回ハロスマ女子部会」に参加したい!という女子の皆さんは、ハロースマイルのサイトにある「ハロスマ女子部会」のバナーをクリックしてご応募ください。応募の締め切りは1月10日(火)です。

(小林さん)
女性同士集まって、ぶっちゃけ話をしながら、健康の情報交換をして、日頃のストレスを発散できる会です。初めての方でも5分も居ればうち解けてしまうので、緊張しなくて大丈夫です。

(小巻さん)
リスナーのみなさんにお会い出来るのを楽しみにしています。


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第73回 オンエアー

[2016.11.27]

『Hellosmile Lounge』は20代、30代の女性に急増している子宮頸がんの予防啓発プロジェクト「ハロースマイル」の情報発信拠点。
女性の健康と笑顔を応援するさまざまなメッセージを、全国38局フルネットでお届けします。
11月は「子宮頸がん予防啓発強化月間」。今夜のゲストは国立成育医療研究センター産婦人科医、三井真理先生。「生理の周期の基準は何日?」「ベゼスタ分類って何?」などリスナーからの質問に答えてくれます。
聞き手は「ハロースマイル」の小巻亜矢さんです。



(小巻さん)
11月は「子宮頸がん予防啓発強化月間」ということで、リスナーからの質問を早速ご紹介したいと思います。

18歳 学生 ふくろうさん
「生理が始まって7年が過ぎましたが、周期が安定しません。大丈夫でしょうか。」  

(三井先生)
ふくろうさん、勇気を持ってこの番組に質問を送ってくださったことは大きな一歩だと思います。生理のこと、子宮のこと、卵巣のことなど、恥ずかしいという気持ちが先立ってしまい、なかなか一歩を踏み出せない方がいらっしゃいますから。

さて、初めて生理が来てから周期が安定するまでは年単位でかかる事が多いものです。7年となると、周期が安定しないだけなのか、周期が安定しない特別な理由が他にあるのか、文面からだけでは分かりませんが、例えば18歳という年齢ですと、受験や学校での人間関係の悩みなど、そういった心のことが影響することも考えられます。 
生理の周期の安定の基準は難しいですが、2週間に一度ですと間隔が短すぎますし、45日以上ですと長すぎて、どちらも安定していないと言えると思います。
ふくろうさんはどんな状況でしょうか。
変動はあるけれど、28日から35日前後の周期なら病気ではない可能性が高いですね。 
2カ月間、全く生理が来ないとか、月に2回以上生理がある、といった場合は産婦人科を受診して下さい。

(小巻さん)
ふくろうさんのように10代のうちから、自分の生理の周期に意識を持っていることは大切なことです。
三井先生がおっしゃった事に心当たりがあれば、さらに勇気を出して、自分の体を守るために、ぜひ、産婦人科を受診して下さい。
続いてリスナーから届いたメッセージをご紹介します。

新潟県 32歳 主婦 のりちゃんママさん
「第一子妊娠の時に産婦人科を受診してクラス3の子宮頸がんが見つかりました。幸い無事、出産できましたが、今も経過を診るため定期的に受診しています。もしあの時に深刻な状況だったら、この子を出産できなかったのでは…、自分の命さえ危なかったのでは…と思うと、本当に怖いです。私のような気持ちは味わって欲しくないので、若い方にも是非、検診を受けて欲しいです。」  

(小巻さん)
妊娠をきっかけに初めて産婦人科を受診される方も多いようですね。

(三井先生)
何か症状がないと、受診しにくいのが産婦人科かもしれませんが、子宮頸がんの怖いところは、初期は自覚症状があまりないということです。

(小巻さん)
このクラス3というのは?

(三井先生)
このメッセージを読む限り、子宮の出口の細胞を採取して5つのクラスに分ける検査をされたのだと思いますが、のりちゃんママさんの場合、子宮頸がんではなく、その前の異形成という状態だったのではないかと思われます。
恐らく妊娠中も同じ検査を繰り返して、進行していないか、確認をしながら出産され、現在も定期健診を受診されていらっしゃる状態なのではないかと思います。

(小巻さん)
異形成というのは?

(三井先生)
決して、子宮頸がんということではないのですが、細胞すべてが良性で、全く問題がない、とは言い切れない状態で、私は患者さんによく「グレイゾーン」と言って、悪性というわけではないですが、全てが良性とも言い切れないので、注意をして様子をみていった方がいい細胞がある、と説明しています。
つまり異形成=癌、ではないのですが、もしかしたら、ゆくゆくは癌になってしまう可能性があるということです。

(小巻さん)
子宮頸がんになると言われているヒトパピローマウイルスを受け取ってから、長い時間をかけて異形成というプロセスをたどり、さらに子宮頸がんになる方と自分の免疫力で抑えることができる方と、いろんなケースがあるということをハロースマイルの活動を通して知りましたが、早い時期の検診が大事になっていきますね。

(三井先生)
子宮頸がん関しては、初期は全く症状が出ないので、年に一度は必ず検診に行って欲しいと思います。
またクラス3という分け方ですが、数年前から少しずつ変わってきていまして、ベセスダ分類という新しい分類の仕方に移行してきています。
なので番組をお聞きの方の中には、クラス分類という呼び方をご存知ない方もいらっしゃると思いますが、分からなかったら担当医にきいてみて下さい。

(小巻さん)
 分からないことや不安なことは、勇気を持って担当医とコミュニケーションをとっていくことも 自分の体を守るために大切なことですね。

(三井先生)
そうは言っても産婦人科医はみんな忙しそうで、なかなか質問できなかったり、いざ、診察室にいくと頭が真っ白になってしまったり、という患者さんのお話もききます。目の前の患者さんがそうならないような雰囲気作りを心がけていますが、診察室に入ると緊張してしまう方は事前に質問リストをメモにしておくといいと思います。

(小巻さん)
のりちゃんままさん、熱いメッセージをありがとうございます。
三井先生にお話しをうかがって、やはり早期発見のために定期健診が大切だということも改めて分かりました。先生、ありがとうございました。

子宮けい癌の病気や検診について、詳しくはハロースマイルのサイトをご覧ください。
あなたとあなたの大切な人の笑顔のために、ハロースマイルからのお願いです。


M    恋      / 星野 源  
    
M 夢の匂い / _半野喜弘feat.ハナレグミ  

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第72回 オンエアー

[2016.11.20]

『Hellosmile Lounge』は20代、30代の女性に急増している子宮頸がんの予防啓発プロジェクト「ハロースマイル」の情報発信拠点。
女性の健康と笑顔を応援するさまざまなメッセージを、全国38局フルネットでお届けします。今夜のゲストは国立成育医療研究センター産婦人科医、三井真理先生。「男性との性交渉の体験がなくても子宮けい癌にはなるの?」などリスナーからの質問に答えてくれます。
また11月は「子宮頸がん予防啓発強化月間」。東京タワーがハロースマイル・カラーに点灯した11月1日の東京タワーのリポートもお届けします。聞き手は「ハロースマイル」の小巻亜矢さんです。



11月1日はハロースマイルの応援キャラクター、キティちゃんの誕生日。この日はダイヤモンド富士が見えるということで、東京タワーの大展望台には大勢の人が詰め掛けました。
小巻亜矢さんは子宮頸がんの予防啓発と女性たちにリアルな声をきこうと取材を開始。
祖母、母と連れ立って三世代で来ていた20代女性は「関心はあるけれど検診を受けたことがない。」と回答。この日、宮城から上京したという82歳の祖母から「元気でいるために、検診行きなさいねぇ。」と声を掛けられる一幕も。
他には「子供が生まれたばかりで手がかかるし、一人での外出が難しくて、検診に行きたいと思いながらも行けていない。」という若いお母さんや男性の中には「お付き合いしている女性や周りの人にも検診を勧めます。」と言って下さる頼もしい男性もいました。中には「何科に行っていいのか分からなくて、つい後回しに」という回答もありました。ご協力戴いたみなさん、ありがとうございました。

この日、残念ながら、ダイヤモンド富士は見られませんでしたが、
ハロースマイル・カラーのオレンジ色に染まった東京タワーが
日没後の街に浮かびあがりました。



(小巻さん)
東京タワーで取材したみなさんは、子宮けい癌は知っているけれど、検診に行ったことはない、という方がほとんどでした。

(三井先生)
思っていたより、「子宮けい癌」という言葉をご存知の方が多かったですね。

(小巻さん)
ハロースマイルの活動を始めた5〜6年前は、ほとんどの方が知らなかったですからね。でも、現状、検診には行っていないと…。

(三井先生)
自分は今、元気で月に一回、生理がきちんときていると、なんとなく、自分は大丈夫なんじゃないかと思ってしまうのですが、子宮けい癌の怖いところは、最初はあまり痛い、とかいうことがないところです。
だから、いかに早期に検診でみつけていくか、どれだけ早い時期に治療にとりかかれるか、ということが大切になっていきます。
忙しかったり、家族のことが優先になってしまったり、自分の体のことが後回しになってしまうお気持ちは痛いほど分かります、でも、自分の体を守れるのは自分しかいないので、是非、行動を起こして欲しいと思います。 
「何科に行っていいのか分からない」というインタビューの回答もありましたから、情報も足りないのかもしれないですね。そういう意味では会社の健診など、誰かが検診に行かなくちゃいけない状況を作ってしまうのはいいかもしれません。
また、どうしていいか分からない人のために、少しでも知らせる方法があればいいですね。東京タワーのパワーに期待したいです。

(小巻さん)
ハロースマイルやこの番組でも、どんどん情報を伝えていきたいです。
さて、11月は「子宮頸がん予防啓発強化月間」ということで、リスナーからの質問をご紹介したいと思います。

岐阜県 27歳の女性、会社員 まりえさん
「会社の健康診断で検診を受けましたが、私は恥ずかしながら性交渉の経験がありません。経験がないから受けなくてもよかったかなと思いますが、経験がなくても検診は受けたほうがよいのでしょうか? 」  

(三井先生)

まずは子宮けい癌についてご説明したいのですが、どこにできる病気かというと、子宮の出口、膣の奥。つまり、出産の時、産道の入り口として開くところで、自分で触ったり、見たりは、なかなかできない位置です。この病気を調べてみると、ヒトパピロマ・ウィルスの感染によって起こることが多いと言われていています。そして性交渉で感染するとも言われています。
決して性病ではなく、性交渉の経験があれば、誰もが一生のうちに一度はヒトパピロマ・ウィルスに感染しています。
その中でずっとヒトパピロマ・ウィルスが体内に居続けた場合に、子宮けい癌になる事が多いと言われています。

では、性交渉の経験がなければ、子宮けい癌にならないのか、というとそうではありません。
生理でないのに出血があったり、何か体の変化があったら、必ず婦人科を受診して下さい。
また、性交渉の経験がないことは恥ずかしいことではありません。それぞれの生き方ですから、決して恥ずかしいことではありませんが、婦人科の内診台で医師や医療従事者の前で足を開くのは、最初はとても恥ずかしいと思います。
そんな時は、男性経験がない事を言っていただければ、使う医療機械を小さくしたりなど、対応を考えてくれると思います。

(小巻さん)
自分の体を守るために、勇気持って医師とコミュニケーションをとることも大切ですね。初めて検診に行こうと思っている方の、内診台に座るハードルを下げるようなアドバイス、他にもあるでしょうか。

(三井先生)
内診台は誰でも恐怖心や恥ずかしい、という気持ちを持っていらっしゃいます。少しでも緩和できる方法としては、タオルを持参するといいと思います。
内診台に座る時に膝に掛けると、足を開いた時にタオルで覆われている分、安心感が持てます。 長めのスカートでも、足が開いた時、カーテンのように、足を一部隠す役割をしてくれるので、それだけでも気持ちの持ち方が違うと思います。

(小巻さん)
アドバイス、ありがとうございます。子宮けい癌の病気や検診について、詳しくはハロースマイルのサイトをご覧ください。
あなたとあなたの大切な人の笑顔のために、ハロースマイルからのお願いです。
三井先生には来週もリスナーからの質問に答えて戴きます。

M   All By Myself_  /  Jamie O'Neal  
    
M More Than This / Charlie Hunter Feat. Norah Jones 

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第71回 オンエアー

[2016.11.13]

『Hellosmile Lounge』は20代、30代の女性に急増している子宮頸がんの予防啓発プロジェクト「ハロースマイル」の情報発信拠点。
女性の健康と笑顔を応援するさまざまなメッセージを、全国38局フルネットでお届けします。
今夜、ハロースマイル・ラウンジを訪れたゲストは、女優の古村比呂さん。
「ハロースマイル」の小巻亜矢さんがお話を伺います。



【古村比呂さん プロフィール】
1985年に女優としてデビュー。
1987年、NHK朝の連続テレビ小説「チョッちゃん」のヒロインに抜擢、一躍人気女優の仲間入りを果たす。
プライベートでは3人の息子さんに恵まれる。

(小巻さん)
2012年に子宮頸がんの手術をされて、一カ月後の検診では転移もなく、放射線治療の必要もなかったとのことでしたが、お仕事は?

(古村さん)
 3カ月後くらいに復帰しました。

(小巻さん)
でも、その後、リンパ浮腫(ふしゅ)に悩まされたとか。

(古村さん)
子宮摘出の時に周りのリンパ節も取り除いたのですが、一年後に海外に行く仕事があって、飛行機に乗ったことが起因となってリンパ浮腫になりました。

(小巻さん)
どんな症状でしたか。

(古村さん)
私の場合は左足がどんどんむくんできて、これ以上、皮膚が伸びないってくらい、パンパンに膨らんで、それが戻らないんです。お風呂に入って代謝をアップすればむくみがおさまるかというと、全然、逆効果…。
一カ月後に病院で診てもらったら、リンパ浮腫と診断されました。
どういう状態かというと、リンパ液が溢れ出て、戻らなくなってしまうんです。歩くことや正座も難しい、靴もはけなくなります。
女優という仕事もできなくなるんじゃないか、って、思いました。
(手術で頑張ったのに)私、またもう一度、頑張らなくちゃいけないの?
って落ち込んでいきました。

(小巻さん)
でも、そんな大変な中、リンパ浮腫に苦しむ方々の為の活動も始められたんですよね。

(古村さん)
リンパ浮腫って、あまり知られていなくて、周りにもいないし、私自身もあまりよく分からなくて、専門医にも出会えなかったです。だからリンパ浮腫の方と交流を持ちたくて、リンパ浮腫の情報交流サイト「シエスタ」を発足して、活動を始めました。
どこの治療院に行っている?とか、こんな症状の時はどんな風に対処している?とか…、そうした情報の交流が本当に助けになりました。

(小巻さん)
一人じゃ乗り越えられないことがありますよね。
先ほど、精神的に落ち込んだこともあるっておっしゃっていましたが、
そんな時に聴いていらした曲があるとか。

(古村さん) 
ダニエル・パウターの『バッド・デイ』という曲なんですが、すごく気にいっています。

(小巻さん)
『ついていない日の応援歌』っていう副題がついているんですよね。


(小巻さん)
今もリンパ浮腫と向き合いながら過ごされている中で、ご自身の健康について、思っていらっしゃることはありますか?

(古村さん)
一番に思っていることはストレスを溜めない! そして、いつも笑顔でいる!
嫌なことがあっても最後は笑顔、ってことに拘っています。
笑っていれば、『笑う門には福来る』って、本当に実感します。

(小巻さん)
口角を上げると気持ちが上がりますよね。気持ちを引っ張ってくれるんです。

(古村さん)
時々、料理をしている時とか、気付くと口に力が入っている時があって、そういう時は意識して口角を上げるようにしています。

(小巻さん)
古村さんの美の秘訣はそこにあるのでしょうか。

(古村さん)
美は縁遠いです。(笑) 心持ちとか、そっちの方にこだわるようになりました。 病気をしてから、化粧品とか食べ物とか、色んなものに敏感になったんです。自分の体と向き合うようになって、体が教えてくれるようになりました。だから着飾るとか、色んなものを肌にいっぱい付けるとか、今の私には疲れてしまう事が分かって、どんどんシンプルになっていきました。

(小巻さん)
自分の体の声をきいてあげて、今、何がしたいのか、何が必要なのか、向き合えるようになった…。

(古村さん)
そうです。そして無理をしなくなりました。

(小巻さん)
古村さんのこれからの夢や目標は何でしょうか。

(古村さん)
一番の目標は…、世界旅行に行くことです!知らない世界がいっぱいあるし、色んな人と触れ合う事が好きなので、旅人みたいな生き方をしたいです。 

(小巻さん)
まずは何処に行きたいですか?

(古村さん)
リンパ浮腫があるので、長時間、飛行機に乗っても大丈夫な自分できるケアが分かったりしたら、まずは6時間越えの旅から始めたいです。
ハワイが一つの基準でしょうか。そこを越えてみたいです。

(小巻さん)
古村さんからとても前向きなエネルギーを感じます。
一緒にがんばって行きましょう。
今回は子宮頸けいがんについてのお話をたくさん伺いましたが、病名に「子宮」という言葉がついているせいか、偏見もありますよね。

(古村さん)
女性特有の病気って思われがちですけれど、実は男女が関わり合っている病気です。今、想い出していんですが、私が子宮頸がんになって、息子たちが医師から説明を受けたりしている時、息子がふと言ったんです。

「女性がかかる病気だから、男のオレには何にも分かんないんだよ。」って。

その時、うちの息子には正しく理解して欲しい、って思いました。男女が関わり合っている病気だからこそ、男性の方にも理解して欲しいです。

(小巻さん)
子宮けい癌予防プロジェクト「ハロースマイル」のホームページにも子宮けいについて詳しく掲載していますし、古村さんの著書、「がんを身籠って(主婦と生活社) 」、リンパ浮腫の情報交流サイト「シエスタ」も是非、チェックしてください。そして女性は自分とは関係ないと思わずにぜひ、検診を受けて下さい。


M Fly me to the moon / RYU MIHO 
M  Bad Dayついてない日の応援歌 / Daniel Powter    


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